
今回のテーマは村上 龍 作 「おじいさんは山へ金儲けに」 より学ぶこと
Point1

・投資というのは、今はお金を使わないで将来のリターンを得ようとしていること。将来どんな仕事をしたいのか、その仕事をするためにはどんな知識を持っていた方がいいか。そのためにはどんなアクションが必要なのか。それに対してどのくらい時間をかけるのかということも、そこに働く考え方は投資である。
どのくらいのリスクがあるのかということの見当をつけながら、それによって何が得られるのかを考えないといけない。

Point2

・時間の経過につれて将来も現実的になっていくので、ある時点で将来と現在を見比べて判断し、その判断に対して調整することを、毎回やることを惜しまない。
Point3

たとえばある会社の株にお金を賭けるということは、その会社の活動に参加しているということになる。。
ギャンブルと投資の違いは、環境のことを考えた会社の株を買ったりだとか、自分の応援している会社の株を買うとかで、リスクはあるものの、投じた価値が将来増えることが期待できるというもの。投資家がある対象にお金を投じるか投じないかということで、世の中で現実に行われることが変わる。

Point4

・買わないでいて半年後にもったいなかったと思うのはいやだなあという心理に追い込まれるのは非常に損である。
その時点で見送っても、損をするのは売ろうとしている側で、見送った自分の意思決定は決して損にはなっていない。
何かを決定するときに、「自分はこうだと思ったが、このきっかけが誰かから聞いたせいではないか?」という風に、それはどういう理由に基づいているのかという反省の仕方が、技術として必要である。
